マイクロレンズの実効F値

ニコンのカメラを使用している人はご存知でしょうが、マイクロレンズ(一般には”マクロレンズ”のこと)撮影時のF値表示が、「実効F値表示」されるということ。
近接撮影時は、「露出倍率」がかかるため、公称F値よりも暗くなります。

初めてマイクロレンズを購入する際、お店で試し撮りをした時のことです。
開放F値2.8のハズがどうしても F3やF4などに表示されるので、「これ、故障じゃないの?」とお店の方に訪ねたことがありました。

※「実効F値」と「露出倍率」の説明は、こちらの記事を参考にしてください。

話しついでに、私が使用しているレンズ「AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED」の
実効F値の最大絞り(レンズの絞りで最も小さい数字=最も絞りを開いた状態)は、次の通りです。
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 撮影倍率と絞り(実効F値)の関係
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 〔倍率〕     〔最大絞り〕
 ・無限遠 - 3m   f/2.8
 ・3m - 1:5     f/3
 ・1:5 - 1:3     f/3.2
 ・1:3 - 1:2.5    f/3.3
 ・1:2.5 - 1:1.8   f/3.5
 ・1:1.8 - 1:1.6   f/3.8
 ・1:1.4       f/4
 ・1:1.3 - 1:1.2   f/4.2
 ・1:1.1       f/4.5
 ・1:1(等倍)   f/4.8
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写真はD300(APS-C,センサーサイズ:ヨコ約24mm×タテ約16mm)で撮影しています。
全て絞り解放で撮影。

f/3 ← 露出倍率がかかった最大絞りです。
ということは、撮影距離はおおよそ3m以内、撮影倍率は 1:5(0.2倍)です。
手前のバラの径は、画面のタテ長さの2/3弱(約10mm)に写っていますから、
バラの実寸は、大雑把にいうと約5cm(約10mm÷0.2)ですね。
b0190445_041023.jpg

f/3
b0190445_041738.jpg

f/3
b0190445_0415818.jpg

f/3
以上4枚の写真の解放F値は f/3ですから、撮影距離はおおよそ同じだろうと推定できます。
b0190445_042432.jpg

f/3.2
b0190445_0424912.jpg

f/3.5 ← なので、撮影倍率は 1:2.5 - 1:1.8。おおよそ1/2倍ですね。
b0190445_0425358.jpg

f/2.8
撮影距離は約7~8mなので露出倍率はかからず、公称F値のまま f/2.8 です。
b0190445_0434232.jpg

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by kaz-bbphoto | 2012-05-25 20:00 | 撮影機材 | Comments(0)